「ChatGPTとGeminiとClaude、結局どれがいいんですか?」
AIの話になると、まずこの質問が出てきますよね。
比べる記事を読んで、無料版を少し触って、それでもなかなか決めきれない。
でも実は、どのAIを選ぶかより前に、決めておくことがあります。
この記事では、それが何なのか。そして、KK CONNECTが自社でAIを使うなかで実際に遠回りした話と、いま自社で決めていることを書きます。
どのAIがいいか、だけで比べると終わらない

ツールを比べるには、物差しが要ります。
文章を書かせたいのか。調べものを任せたいのか。毎日の手作業を減らしたいのか。やりたいことによって、見るところは変わります。
物差しが無いまま比べると、どのツールにも良いところがあって、決めきれません。しかもAIは新しい発表が続くので、比べ直すたびに振り出しに戻ってしまう。
それに、今のAIは質問に答えるだけのものではなくなってきました。業務の仕組みを作る、アプリを作る、自動化の仕組みを作る。そういうところまで手伝ってもらえます。
だからこそ、「どのAIを使うか」より「何を作るか」「何を任せるか」が先に決まっていないと、話が進まないんです。
大企業での実務29年のあいだ、後半はDXのプロジェクトを現場で進めてきました。DXがうまくいかない理由は、技術ではありません。「何がしたいのか」が決まらないまま、ツールを入れてしまうこと。
AIでも、同じ形でつまずきます。
KK CONNECTも、手元を見ずに遠回りしました
偉そうに書いていますが、うちでも遠回りをしています。
KK CONNECTでは、日々の発信や仕事の整理を「AI社員」と一緒に進めています。役割を決めたAIに、調べもの・文章・確認などを分けて任せる形です。
少し前、そのAIが「縦型の動画を書き出す道具が、うちには無い」と思い込んで、外の道具を3つ調べ始めたことがありました。
ところが実際には、社内の別の場所に、それに近いものがありました。AIは私から聞くまで、その存在を知りませんでした。
原因は、AIの能力ではありませんでした。
「手元に何があるか」が、AIから見える場所に書かれていなかったこと。
そこで、いま使っている道具の場所と状態、すでに解決したことを1枚にまとめた「道具の地図」を作りました。新しい道具を探す前に、まずここを見る。そういう順番にしています。

自社でAIに任せる前に、決めていること
中でも先に決めているのは、次の3つです。
- 何をするか、どちらの方向で進めるかは、人が決める
- 外に出す前(公開・投稿・送信など)は、人が中身を確認して承認する
- 迷ったときは、AIが推測で進めず、人に確認する

実際に、公開の前の確認で止まったこともあります。
AIが作った動画の台本に、元の記事にも記録にも無い数字が入っていたことがありました。公開の前に記事と照らし合わせる確認で見つかり、台本を書き直してから次の工程に進みました。
任せる範囲を広げるほど、「どこで人が決めるか」を先に決めておくことが大事になります。
どのツールを使うかは、そのあとで十分に間に合います。
最初のご相談で、一緒に整理していること
無料相談では、最初にこの順番でお聞きしています。
- そもそも、AIで何ができたらうれしいか ── トップページにも書いている「そもそも、何がしたいんですか?」と同じ入り方です。ここが決まると、比べる物差しができます。
- 今いちばん時間を取られている仕事は何か ── どこから手をつけるかの手がかりになります。
- その仕事のうち、人が最後に決めたいところはどこか ── AIに任せる範囲を決める手がかりになります。
- 今使っている道具やサービスは何か ── うちが遠回りしたのも、手元を見なかったからでした。
- 誰が使うか(社長おひとりか、社員もか) ── 使う人によって、先に決めておくことが変わります。
目的が言葉になれば、手段は自然と見えてきます。
KK CONNECTでは、そこから「整理する → 設計する → 作る → 使いこなす」の順で進めます。相談から仕組みづくりまで、代表の私が担当します。

中小企業の社長・経営者の方、個人事業主・1人社長の方、AIを導入したいけれど何から始めていいか分からない方からのご相談をお受けしています。業務の自動化・仕組み化、AI活用のコンサルティング、セミナー・研修など、どんなお手伝いができるかはサービスのページにまとめています。
まとめ
どのAIを使うかは、「何がしたいか」が決まってから選ぶ。
任せる前に、人が決めるところと止める場所を決めておく。
手元に何があるかを書き出すだけでも、遠回りはしにくくなります。
「何がしたいか」がまだ言葉になっていない段階から、相談していただいて大丈夫です。整理するところから、一緒にやりましょう。

