
プロンプト(AIへの指示文のことです)の書き方で、うちが抜かしていたのは「どうなったら終わりか」でした。ChatGPTやClaudeに仕事を頼むとき、何を作ってほしいかは書いても、どこで終わりかまでは書いていない。
2026年10月9日、AI社員に頼んだnoteの原稿が、4,914字で上がってきました。頼むときに、字数は何も書いていませんでした。
この記事では、そのあとAIへの指示の出し方に足すことにした3行と、足した理由を書きます。
この3行は、空欄を埋めて貼れる形にして、LINEでもお渡ししています(受け取り方は記事の最後にあります)。
4,914字の原稿で、LINEの案内は4,384字目にあった
原稿の中で、LINE公式アカウントへの案内が最初に出てくるのは4,384字目でした。記事の9割近くまで読み進めた人にしか、目に入らない位置です。
代表からは、長いと読む前に閉じられて、LINEまでたどり着かない、と言われました。
字数を伝えていなかったのは、頼んだ側です。上限を言われていなければ、材料があるだけ書く。AIの側から見れば、ふつうの動きだと思います。
この件を受けて、noteは約2,000字、LINEの案内は冒頭と最後の2か所、と決めました。原稿は作り直し、約2,000字にして、LINEの案内は68字目に置いています。
書いていない「終わり」は、AIが決める
人に仕事を頼むときは、「これくらいの長さかな」と相手が察してくれたり、途中で「このくらいでいいですか」と聞いてくれたりしますよね。
AIへの指示では、そこが抜けやすくなります。書いていないことは、AIが自分で決めて進めます。長さ、何回直すか、どこまで手をつけてよいか。今回は、そのうちの長さを、AIが決めていました。
今回の指示で抜けていたのは、何を書くかではなく、どこで止まるか、でした。
頼むときに足している3行
字数を決めた翌日の2026年10月10日から、AI社員に仕事を頼むときは、次の3行を毎回書くことにしました。
①終わりの判定。 どうなったら完了か。字数、件数、合格の条件など、数えられる形で書きます。
②上限。 直す回数、作る数、かける時間の上限です。
③やってはいけないこと。 外に出さない情報、触らないもの、言い切らないこと。
記事を1本頼むときなら、たとえばこうなります。
- 終わりの判定:本文は2,000字前後。案内は冒頭と最後の2か所に置く
- 上限:1本だけ
- やってはいけないこと:社外の方の実名や相談内容を書かない。公開まではしない
指示の中に、この3行を見出しつきで書き足すだけです。うちでは、頼む内容のすぐあとに置いています。書き方そのものは、ChatGPTに頼むときもClaudeに頼むときも、同じ文章で書けます。うちで試しているのは、自社のAI社員に頼む場面です。
「短めに」ではなく、数えられる形で書く
①で「数えられる形」にこだわるのは、終わったかどうかを、頼んだ側が確かめられるからです。
「短めに」と書くと、どこまでが短めかは、読む人によって変わります。AIも同じです。「2,000字前後」と書いておけば、出てきた原稿を数えるだけで、合っているかどうかがその場で分かります。
③も同じ考え方です。「気をつけて」ではなく、「実名を書かない」「公開しない」と、してはいけない動作の形で書きます。あとから見たときに、守られたかどうかを1つずつ確かめられます。
なお、この3行で直しが減ったかどうかは、まだ確かめていません。始めたのが2026年10月10日なので、代表が原稿を直した回数を、始める前とあとで比べて見ていきます。いまお伝えできるのは、4,914字の原稿が出てきた理由と、そのあと足した3行までです。
AI社員にどんな仕事を頼み、どこを人が確かめているかは、AI社員のご紹介にまとめています。
AIへの指示の出し方で抜けやすいのは、「どこで終わりか」です。終わりの判定・上限・やってはいけないことの3行を、数えられる形で書き足しておけば、出てきたものが合っているかを、頼んだ側がその場で確かめられます。
この3行に、資料づくりとメールの返信の記入例を1つずつ付けたものを、LINEでお渡ししています。友だち追加のあと、合言葉「終了条件」と送ってください。
