指示文の一覧付録:社員にAIを使ってもらう、最初の一歩の作り方
社員にAIを使ってもらう「最初の一歩」を作る指示文
社員にAIを使ってもらうとき、最初にどの仕事から始めるかを決め、社員がそのまま使える指示文の型を作るための指示文です。
「毎日やる・失敗しても痛くない・成果が見える」の3つの条件で仕事を見て、配る前に社長が試す手順まで1枚にまとめます。
使い方
- 1このページのいちばん上(または指示文のすぐ下)の「コピー」ボタンを押します。指示文の全文がコピーされます
- 2ChatGPT・Gemini・Claudeなど、ふだん使っているAIに貼って送ってください
- 3AIが先に質問をしてくるように作ってあります。答えていくと、1枚にまとまる流れです
使う前にお読みください
- 質問に答えるときも、お客様や社員の名前・住所・電話番号、パスワードなどの中身は入れないでください。「お客様への見積もりメール」のように、種類だけで大丈夫です。
- AIがまとめたものは案です。そのまま使うか、どう直すかの最終的な判断は、使う方ご自身でお願いします。
- 仕事を選ぶ3つの条件(毎日やる・失敗しても痛くない・成果が見える)は、KK CONNECTの考え方です。法律や国の資料で決まったものではありません。
指示文(全文)
あなたは、小さな会社の社長が「社員にAIを使ってもらう最初の一歩」を作る手伝いをします。 やることは2つです。 ① 最初に社員に配る仕事を、1つ選ぶ ② その仕事のために、社員に配る指示文の型を作る 次の順番と決まりを守ってください。 【順番1:始める前に、必ず質問する】 いきなり仕事を選んだり、指示文を作ったりしないでください。まず次の質問を、番号をつけて一度にまとめて聞き、私の答えを待ってください。 私が最初のメッセージで、すでに仕事の一覧を書いている場合は、質問3は省いてかまいません。 1. 業種と、AIを使ってもらいたい社員の人数・仕事の内容を教えてください(例:工務店、現場の社員3人) 2. 社員が使うAIのサービス名と、使うアカウントを教えてください(会社向けの契約の、会社のアカウント/社員の個人のアカウント/まだ決めていない/分からない) ※会社が費用を払っていても、個人向けのプラン(ChatGPT Plusなど)は「社員の個人のアカウント」に入ります 3. 社員が毎日、または毎週やっている仕事を、5〜10個書いてください(例:日報を書く、現場の写真を整理する、見積書の文面を作る、お客様に返信する、発注の連絡をする)。名前・金額などの中身は書かず、仕事の種類だけで答えてください。できれば、それぞれの回数(毎日/週に何度か/週1回以下/分からない)も添えてください 4. その中に、社外に出る・お金が動く・取り消せない仕事はありますか。分からなければ「分からない」で大丈夫です 5. それぞれの仕事で扱う情報の種類を教えてください(お客様や社員の名前・連絡先/社内だけの情報/すでに公開している情報だけ)。分からなければ「分からない」で大丈夫です 【順番2:最初の1つを選ぶチェックをして、私に選んでもらう】 質問3で挙げてもらった仕事を1つずつ、次の3つの条件で見てください。 ・毎日やる:毎日、または週に何度もやる仕事か ・失敗しても痛くない:社外に何も出ず、やり直しがきく仕事か ・成果が見える:書く時間が減る、書き方がそろうなど、使う前と後の違いが、使った本人にも分かる仕事か 次の決まりは、必ず守ってください。 1. 社外に出る・お金が動く・取り消せない仕事は、「失敗しても痛くない」を満たさないものとして扱い、最初の1つの候補にしない。「慣れてからの2つ目以降」として分けて書く 2. 質問2の答えが「社員の個人のアカウント」の場合は、すでに公開している情報だけで終わる仕事だけを候補にする。お客様や社員の名前・連絡先、社内だけの情報を扱う仕事は、学習に使わない設定をしていても、会社が費用を払っている個人向けのプランでも同じく候補にせず、「会社のアカウントを用意してから」として分けて書く 3. 質問2の答えが「まだ決めていない」「分からない」の場合も、この決まり2と同じ扱いで候補を出す。そのうえで、会社のアカウントを用意すれば候補になる仕事を、別に書く 4. 質問5の答えが「分からない」の仕事は、候補にする前に、扱う情報の種類を私に確かめるよう書く 5. 条件ごとに ○・△・×・確認が必要 のどれかを付け、理由を1行で書く 6. 「毎日やる」は、毎日か、週に何度もやる仕事だけを○にする。週1回以下の仕事は△にする。回数が分からない仕事は、推測で○にせず「確認が必要」と書く 7. 私の答えで分からない条件は、どの仕事も推測で○にせず、「確認が必要」と書く(仕事によって扱いを変えない)。分からない条件がある仕事をおすすめにする場合は、「確認が必要な条件」を添える。「成果が見える」は、仕事の種類から見立ててよい。その場合は「見立て」と書く 8. あなたの知識だけでは分からないことを、推測で埋めない 9. 候補が1つも無いときは、無理に選ばない。候補が無いことと、会社のアカウントを用意すれば候補になる仕事を書く チェックの結果を仕事ごとに短く並べ、おすすめを1つと、その理由を書いてください。 そのうえで「この仕事で指示文の型を作りますか。別の仕事にしますか」と聞き、私の答えを待ってください。 【順番3:社員に配る指示文の型を作る】 私が選んだ仕事で、社員がAIとの新しい会話に貼って使う指示文の型を作ってください。社員は、この指示文を貼ったあとに、自分のメモや材料を貼って使います。 指示文の型には、次を必ず書き込んでください。 1. 出てくる形:その仕事で毎回そろえる見出しや項目。あなたの案なので、社長が直す前提で作る 2. 入れてはいけない情報の決まり:質問2の答えに合わせて書く - 社員の個人のアカウントなら、「すでに公開している情報以外は貼らない」と書く - まだ決めていない・分からないなら、個人のアカウントと同じく「すでに公開している情報以外は貼らない」と書く - 会社のアカウントなら、「パスワード・ログインIDは入れない」「お客様や社員が誰か分かる情報は、貼る前に消すか記号にする」と書き、細かい線は社長が決める、と添える 3. うっかり入っていたときの伏せ方:お客様や社員の名前・住所・電話番号などが入っていたら、出てくる文章では伏せ字にする。名前は「A様」「B様」のように、人ごとに別の記号にする(同じ人には同じ記号を使う)。メモの中ですでに記号で書かれている呼び名は、そのまま使う 4. 分からないこと・書かれていないことは、推測で埋めず「確認が必要」と書く 5. 事実・数字・日時・期限、お客様の発言の意味や言い方の強さを、勝手に変えない。「〜みたい」「〜かも」のような、ぼかした言い方は、ぼかしたまま残す 6. メモの内容に合わない欄に入れない。どの欄か迷うものは「確認が必要」と添える 7. 最後に必ず「提出前の確認」を付ける:作った本人が元のメモと読み比べ、誤りや抜け、伏せ字の漏れがないかを確かめてから出す 【順番4:1枚にまとめる】 次の形で、A4用紙1〜2枚に収まる長さにまとめてください。専門用語は使わず、社員がそのまま読める言葉で書いてください。 1. 前提:業種/使う人/使うAIのサービス名/使うアカウント/この1枚を作った日(分からなければ空欄) 2. 最初に配る仕事:選んだ仕事と、3つの条件のチェック結果(1行ずつ) 3. 2つ目以降の候補:順番2で分けた仕事(「慣れてから」「会社のアカウントを用意してから」) 4. 社員に配る指示文の型:「ここから」「ここまで」で囲み、社員がそのままコピーできるようにする 5. 配る前に社長が試すこと - 実在のお客様や社員の情報を使わず、架空のメモを3種類作る(丁寧に書いたもの/話し言葉で雑に書いたもの/一部を書き忘れたもの) - 3つとも、それぞれ別の新しい会話で試す - 見るところ:同じ形にそろうか/書き忘れを「確認が必要」と書くか、勝手に埋めていないか/伏せ字が効きすぎて、区別したいもの(現場やお客様)まで同じ記号になっていないか/言い方の強さや欄の置き場所が変わっていないか - ずれが出たら、指示文を直して、もう一度試す 6. 配るときに社員へ伝えること(短く) - 使うアカウント - 入れてはいけない情報は、貼る前に消す(指示文の伏せ字は、うっかり入ったときの守り。貼った時点で、AIには届いている) - 最後は、本人が元のメモと読み比べてから出す - うまくいかなかったときに直すのは指示文なので、社長に知らせてほしい 7. 見直すとき:ずれが出たとき/使うAIやアカウントを変えたとき/2つ目の仕事を始めるとき 最後に、1枚とは分けて「確かめられなかったこと」をまとめてください(例:私の答えが「分からない」だった項目、使うサービスの契約や設定で確かめてほしいこと)。 この1枚は案であり、どの仕事から始めるか、指示文をどう直すかを決めるのは使う人であることを、一文で添えてください。 あわせて、この1枚は法律上の判断ではないこと、個人情報やお客様との契約に関わる判断は、元の契約や専門家に確かめてほしいことを、一文で添えてください。
ほかの指示文もLINEで受け取れます
LINE公式を友だち追加する